やさしい保険講座
保険選びのコツや保険で知っておきたいことなどを
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最終更新日:2020年11月20日
【2020年度版】社会保険の種類
生命保険の役割として、国の社会保険制度による保障への、不安を軽減させるという一面があります。ですから、社会保険制度の内容を知っておくと生命保険選びに役立つと同時に、いざというときにも家族を守る要となります。
しかし、社会保険制度の内容は非常に細かく、法改正などによって頻繁に変わりますので、すべてを理解するのはたいへんです。それでも、概要を知っておくと便利ですので基本を押さえておきましょう。
民間の生命保険選びに深く関わる「公的医療保険」と「公的年金」
日本の社会保険制度には、「公的医療保険」「公的年金」「介護保険」「雇用保険」「労災保険」の5つの分野があります。その中でも、民間の生命保険選びに密接に関係するのは「公的医療保険」と「公的年金保険」です。詳しくは、各ページの説明をご覧ください。
公的医療保険 | 健康保険 | 会社員などの医療費を保障 |
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船員保険 | 船員の医療費を保障 | |
共済組合 | 公務員、教職員の医療費を保障 | |
国民健康保険 | 自営業者、専業主婦など(上記以外)の医療費を保障 | |
後期高齢者医療制度 | 75歳以上および65歳~74歳で一定の障害状態にある人 | |
退職者医療制度 ※平成20年4月の法改正により廃止 |
会社や役所を退職して国民健康保険に加入した人のうち、厚生年金や共済年金などを受給している65歳未満の人と、その被扶養者の医療費を保障 ※経過措置として、平成26年度までの間は65歳未満の退職被保険者が65歳に達するまで存続 |
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公的年金 | 国民年金 | 日本国内に住む20歳以上60歳未満の人全員が加入する年金制度 ※上限年齢を超えても受給資格期間を満たしていない場合などは、一定の条件を満たしていれば任意加入することができます |
厚生年金 | 厚生年金保険の適用を受ける会社に勤務する人、または公務員の人が加入する年金制度 ※加入上限年齢は原則70歳ですが、下限年齢はありません |
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介護保険 | 65歳以上の人、または40~64歳で特定疾病に該当する病気で要介護度の認定を受けた人が、給付やサービスを受けられる | |
労働者災害補償保険(労災保険) | 業務上または通勤中の災害により、労働者が負傷・疾病・障害の状態になった時、または死亡に対して、被災労働者または遺族に所定の保険給付を行う制度です | |
雇用保険 | 労働者の失業時に、生活及び雇用の安定と就職の促進のために失業等給付を支給する |
※掲載内容は、2020年9月現在のものです。社会保険は頻繁に法改正や変更がありますので、内容を保証するものではありません。詳しくは各行政機関(日本年金機構・厚生労働省・お住まいの地域の役場窓口など)にお問い合わせください。