保険を見直すにあたって、就職や結婚・出産といった人生の
ライフシーンに合わせた生命保険の見直し事例やポイントをご紹介します。
シニア世代になったら
シニア世代の保険は、「安心して第二の人生を送れるように」という目的で見直すことが大切です。誰しも年齢を重ねていくと、急に健康面の心配をしたり、もしものときの医療費などへの不安が増してくるものです。
しかし、不安な気持ちだけが先に立つと、保険選びを間違ってしまう場合があります。ここは冷静に、「入院したらどのぐらい費用がかかるのか」「現在の預貯金や生活資金にどの程度影響するのか」ということを、客観的に考えるようにしましょう。
保険にかける予算と預貯金のバランスを考える
保険は、預貯金と保険料のバランスを考えて、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
例えば、入院した際に医療費に回せるような預貯金を持っているなら、無理して医療保険に加入するよりも、預貯金を計画的に運用するための保険商品や、相続対策となるような保険商品を考えた方がいい場合があります。しかし、医療費の資金は、もしものときに備えての「持っていても使えないお金」となりますので、生活資金とは別に準備しておく必要があります。
年齢が高くても元気な人が加入できる保険商品はたくさんある
保険商品には、シニア向けの専門商品もありますが、年齢が高くても健康なら加入できる一般の保険商品もたくさんあります。特に、医療保険やがん保険には80歳の人でも加入できる商品が多数ありますので、シニア向け商品にこだわらなくてもいいのです(保険会社や商品によって異なります)。自分にどの商品が合っているかを知るためにも、専門家に遠慮なく相談してみましょう。
病歴がある人でも入れる保険商品
病歴がある人でも加入できる保険商品もあります。これらを「無選択型終身保険」(健康状態の告知が不要な保険)、または「引受基準緩和型医療保険」(健康条件の告知すべき内容が緩和されている保険)と言います。まったく保険に加入していないなど不安のある人は、こうした商品を選ぶのもいいでしょう。ただし、一般の保険商品に比べると、割高だったり保障内容に制限があるなどの条件がありますので注意してください。
資金運用と相続対策
老後の生活資金の計画的な利用や将来の相続対策など、まとまった資金をどのように活用・維持していくかということも、シニア世代にとっては大きな課題です。これらの対策に「資金運用に適した保険」をうまく組み合わせることで、保険商品を有効活用する方法があります。
例えば、まとまった資金を老後の生活費として計画的に利用するには、「一時払い年金保険」が役立ちます。これは、資金を運用しながら毎年一定額を受け取ることができる保険商品です。また、資金運用や将来の相続への対策には「一時払い終身保険」が有効となります。これらの保険商品を比較・検討し、安心のシニアライフを過ごしましょう。
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