保険選びのコツや保険で知っておきたいことなどを
見直し前にチェック
保険料のしくみ
生命保険に加入すると支払うことになる保険料は、どのようなしくみで決まるのでしょうか?保険料の構造や、保険料が年齢によって異なる理由について知っておきましょう。
保険料の構造
保険料は、将来の保険金の支払いに充当される「純保険料」と呼ばれる部分と、事業費や人件費など経費として使われる「付加保険料」で成り立っています。 純保険料は年齢に応じた死亡率で計算されますので、各社とも大きな違いはほとんどありません。違いが生じるのは、販売方式や経営形態などによって決まる付加保険料の部分となります。各保険会社が、さまざまな工夫や努力をすることにより、事業費や人件費などを低く抑えることができれば、それだけ保険料は安くなります。しかし、その分、何らかのサービスが削減されることもあるということを理解しておきましょう。
年齢・性別による保険料の違い
年齢や性別によって保険料に差が生じますが、これは年齢や性別によって起こり得るリスクの確率に違いがあるからです。1年間に1,000人中、20歳の人が死亡する人数と、50歳の人が死亡する人数には違いがあります。当然ながら年齢が高いほど、死亡や病気のリスクの確率は高くなります。ですから、年齢が高くなるほど保険料も高くなるのです。
同様に、性別によってもリスクに違いがあります。日本人の平均寿命は、男性79.59歳、女性は86.44歳となっています(厚生労働省「平成21年簡易生命表」より)。ですから一般的に、死亡保険は同じ年齢なら男性よりも女性の方が保険料は安くなるのです。若く元気なうちに安い保険料で保障を確保しておくことも、保険選びのポイントとなります。