保険や生活に関するヒントが満載!
その道のプロに聞く
保険業界に少なからず関連している業界のプロに、その業界だからこそ見えてくる貴重な話を伺ってきました。
好きな仕事で生きていく喜び
- ハーブマイスターになったきっかけは?
- 大島中学生のころから植物に関わる仕事がしたいと思っていたのですが、当時はハーブや「アロマテラピー」(※)を勉強する場所があまりなく、何をしたらいいのか全然わかりませんでした。その後、20歳のときに「阪神・淡路大震災」のボランティアで神戸へ行き、アロマセラピーの会社を立ち上げる手伝いをしたんです。それが、大好きな植物に関われる仕事を本気で探そうと決意したきっかけになりました。
ボランティアから戻り、ある日都内を歩いていると、ハーブティーやエッセンシャルオイル、アロマなどを、アメリカから輸入販売している会社を偶然見つけました。この会社はまだ立ち上げたばかりということで、すぐに働かせてもらえることになったんです。おかげで、本場アメリカの先生からハーブについて働きながら教えてもらうことができ、27歳のときに自分の会社「ハーブマイスターセンター」を立ち上げることができました。
※植物の有効成分を含んだ「エッセンシャルオイル」を使って、健康増進や美容効果をもたらす自然療法のこと。 - 「ハーブマイスターセンター」は、どのようなお店ですか?
- 大島カフェを兼ねた、ハーブティーの専門店になります。以前は新宿に3年、麻布十番に7年お店を出していたのですが、出産を機に、私の地元である桜台にお店を移しました。古民家を借りてお店に改装したのですが、店内は畳が敷かれていますので、小さいお子さんが這っても大丈夫ですよ。
- 子供ができて仕事のやり方に変化はありましたか?
- 大島以前は仕事を一番に考えていましたが、子供が生まれてからは、できる範囲で仕事を続けていくようになりました。普通のことのように聞こえるかもしれませんが、昔からの友人は、今の私の様子が「信じられない」と言いますね。
私が育児休暇を取れるのはスタッフががんばってくれているからですし、仕事に復帰できるのも、家族や実家、保育園のサポートがあってのことです。周りの人たちにはとても感謝しています。 - ハーブマイスターの仕事をしていてうれしかったことは?
- 大島不妊治療の成果が出ず、妊娠をあきらめていた友人に、私がブレンドした「ウーマンウォーム」というハーブティーを紹介しました。すると、なんと2ヵ月で自然妊娠。もちろん、ハーブの力だけとは言い切れませんが、すごくうれしかったですね。妊娠したいというプレッシャーやストレスがなくなったことと、ハーブのホルモンバランスを整え、身体を温める効果により、子宮が安定したのかもしれません。
その後、その友人には、妊娠初期や後期、臨月、産後と、その期間に合わせて「子宮の戻りを良くする」「母乳の出を良くする」といった効果があるハーブティーをすすめました。母乳の出を良くするハーブティーは、自分の経験で言うと、飲んだ4~6時間後から効果が出てきます。朝に飲めば、その日の夜と翌日はよく母乳が出ましたね。