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その道のプロに聞く
保険業界に少なからず関連している業界のプロに、その業界だからこそ見えてくる貴重な話を伺ってきました。
無化学薬品・無除草剤・無化学肥料・自然乾燥のこだわりのハーブを、すべて手作業でブレンドする「ハーブマイスターセンター」の代表。ハーブマイスター歴15年で、2人のお子さんを持つ母親。
ハーブの持つ効能は味覚・嗅覚・視覚すべてから受け取れる
- ハーブティーって、苦手な人も多いですよね。
- 大島永子(以下、大島)私が初めて飲んだハーブティーの「アンジェリカ」はとても苦く、これは続けられないなと思いました。漢方の世界では「当帰(トウキ)」と呼ばれているのですが、女性特有の症状の改善や毒素の排出、血行の促進など、たくさんの効能があり、何としても続けたいと思ったんです。
ですから、私がブレンドするハーブティーは、おいしさにはかなりこだわっています。まずかったら、身体が悪いときは我慢して飲んでも、良くなったらやめたくなってしまいますからね。ハーブティーは、薬やサプリメント、漢方などに比べて、非常に緩やかに作用しますので、普段から飲み続けることが重要なんです。 - ハーブティーを飲むのに、いい時間帯はありますか?
- 大島美肌や安眠なら就寝前、ダイエットなら入浴前や食後30分以内など、目的別に効果を高められる時間帯があります。ですが、本来はお茶なので、好きなタイミングでいつ飲んでいただいても構いません。時間を気にして「飲まなくちゃ」というプレッシャーを感じるのは、あまり健康的ではありませんから。
一般的には血行がいいときに飲むと、吸収率が高くなり効果的です。ご飯を食べたあとや運動をしたあとに飲むと、老化の原因と言われる「活性酸素」を排出する手助けにもなるんですよ。 - どのくらい飲み続けると効果が感じられるのでしょうか?
- 大島年齢や個人差はありますが、細胞が入れ替わるのは1ヵ月から3ヵ月と言われていますので、まずは1ヵ月間続けてほしいですね。お茶を飲むことは、ビタミンやポリフェノール、ミネラルを摂取するために、とてもいい習慣となります。
ハーブは水溶性なので、薬やサプリメントよりも吸収率が高く、自然由来の物なので、摂りすぎても副作用はありません。 - 自然の物なので、子供にも良さそうですね。
- 大島子供がちょっと咳をしただけで、病院に連れて行かれる方もいらっしゃいますよね。そんなときはまずご家庭で、植物油に1%濃度以下の「エッセンシャルオイル」(※)を少し混ぜて、背中や胸に塗ってあげてください。すると、症状が和らぐことがあるんです。
薬に頼らず自然の物で子供をケアしてあげられるというのは、お母さんにとって心強いのではないでしょうか。
※ハーブの葉などから抽出した天然の化学物質。「精油」とも言います。強い香りがする「芳香性」と蒸発しやすい「揮発性」、水に溶けにくく油に溶けやすい「親油性」という特徴があります。 - エッセンシャルオイルは、ほかにどのような使い方が?
- 大島例えば、エッセンシャルオイルをアロマポットでたくことで、殺菌やカビ対策、喘息の発作を和らげる効果のほか、風邪の予防にもなります。湯船にエッセンシャルオイルを入れると、血行が良くなり発汗が促されますので、風邪の引き始めに効果的です。
また、エッセンシャルオイルは、香りからもたくさんの効果が期待できます。リラックスしたいときや頭をスッキリさせたいとき、明るい気分になりたいときなど、目的別にエッセンシャルオイルを選ぶのも楽しいですよね。グレープフルーツの香りは、嗅ぐだけでダイエット効果があると言われています。アロマポットを使えない出先では、ハンカチに染み込ませて持ち歩いてもいいですね。 - ハーブティーは色でも楽しめますよね。
- 大島ピンク色のハーブティーや花びらが入ったハーブティーなどを飲んでいると、心も癒されてしまいますよね。楽しんで飲んでいるうちに、そういえば最近「生理痛がなくなった」「風邪を引かなくなった」「顔色が良くなってきた」「疲れにくくなった」など、いつの間にか身体のメンテナンスもできているんです。