保険見直し本舗
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終身保険は死亡保障が一生涯続くこと、また貯蓄性も兼ね備えているため、この両方を準備できることが最大のメリットです。
しかし、デメリットもあるので理解を深めてから加入することをおすすめしています。
商品やタイプを比較してポイントを押さえ、ご家庭ごとにどのタイプが合っているか一緒に考えていきましょう。

目次

  1. (1)終身保険とは
  2. (2)終身保険の種類
  3. (3)終身保険のメリット
  4. (4)終身保険のデメリット
  5. (5)円建てと外貨建ての比較
  6. 【番外編】学資保険代わりとしての終身保険

①終身保険とは

終身保険とは生命保険の一種で、万が一亡くなったり高度障害になってしまった場合に死亡保険金を受け取れます。保障は途中解約をしない限り一生涯続くので、残された家族は必ず死亡保険金を受け取ることができます。保険料も一生涯にわたって変わりません。

また、支払った保険料の一部が積み立てられており、途中解約をしたとしても解約返戻金として戻ってくるため、貯蓄性も兼ね備えている保険です。

②終身保険の種類

低解約返戻金型終身保険

通常の終身保険よりも、解約返戻金が7割と割安な分、保険料も安いのが特徴です。保険料払込期間中に解約をすると、支払った保険料よりも解約返戻金が大幅に下回ってしまいます。しかし、払込満了後に解約をした場合、支払った保険料よりも解約返戻金の方が多く受け取れるケースもあるため、貯蓄性の高い保険と言えます。

  • 低解約返戻金型終身保険 図式

積立利率変動型終身保険

保険料の一部を市場金利に応じ、積み立て利率が定期的に見直されるタイプです。保険料の一部を保険会社が積み立て、インフレやデフレといった景気や金利の動向に合わせて利率が変動します。市場金利が上昇したときは連動して積み立て利率も上がるため、その場合の解約返戻金は多く戻ってきます。なお、解約返戻金には最低保障が設けられているのが大きなメリットです。

  • 積立利率変動型終身保険 図式

変額保険

変額保険は、死亡保険金と解約返戻金が運用実績により増減するタイプです。死亡保険金のみ最低保障が設定されているため、もし運用実績が悪かったとしても一定の金額を下回る心配はありませんが、解約返戻金には最低保障が設定されていません。

運用実績が好調であれば、払い込んだ保険料よりも多い解約返戻金が支払われます。しかし、運用実績が不調だった場合、手元に戻ってくるお金が払い込んだ金額を大幅に下回ってしまうリスクがあるので許容できるかをよく考えてから加入しましょう。

  • 変額保険 図式

外貨建て保険

外貨建て保険は、アメリカドルや豪ドル、ユーロなどの外貨建てで保険料を支払い、運用をして、死亡保険金や解約返戻金も外貨建てで受け取ります。日本円に比べると高い利率で運用され効率よく解約返戻金を受け取れるため貯蓄性が高い商品ですが、保険料の支払いと死亡保険金もしくは解約返戻金の受け取りの際に、為替相場の影響を受けてしまいます

保険金の受け取りで見ると、たとえば保険契約が5万ドルの保険金を1ドル90円で受け取った場合、受け取れる保険金は450万円、1ドル110円で受け取った場合、受け取れる保険金は550万円なので、その差が100万円となります。為替相場により元本割れなどのリスクが生じることは避けられないため、よく理解をした上で加入を検討しましょう。

  • 外貨建て保険 図式

③終身保険のメリット

保険料が変わらない

加入の際に決まった保険料は、基本的に払込満了まで変わりません。そのため、若いうちに加入すれば安い保険料で一生涯保障を受け続けることができます。

貯蓄や将来の備えにもなる

前述のとおり、途中解約をした場合に解約返戻金を受け取れます。そのため教育資金や老後の生活費などのお金が必要になったときに、解約返戻金をこれらの資金に充てることもできます。

保険会社は経営を維持しながら、契約者に約束した保険金を確実に支払えるように、上記の数値を基に算出された保険料を設定し運営しているのです。

④終身保険のデメリット

保険料が割高

終身保険は、死亡保障だけではなく、貯蓄性も兼ね備えているため、定期保険と比べて保険料が割高になります。

早期解約をすると元本割れの可能性がある

基本的に払込満了前に解約をしてしまった場合、解約返戻金が払い込んだ保険料よりも下回ってしまう可能性があります。そのため、契約時には保険料の支払いに無理がないかを確認しましょう。

⑤円建てと外貨建ての比較

円建ての場合は、支払う保険料と死亡保険金や解約返戻金が「円」で決まります。それに対し外貨建ては、外国通貨を基準として保険料を支払い、外貨で運用します。したがって、受け取る保険金や解約返戻金も外貨を基準とした金額になります。

日本円よりも外国通貨のほうが金利が高いため、外貨建て保険は貯蓄性が高く、為替相場によっては積立額がより増える可能性があります。保障額が同じであれば金利が高い分、円建て保険よりも保険料が割安なのも大きなメリットのひとつです。

一方で、加入前に理解しておきたい注意点もあります。受け取り時の為替相場により、死亡保険金もしくは解約返戻金が、支払った保険料の総額よりも下回ってしまい損失が出てしまう可能性があります。また、保険料の支払い、保険金の受け取り時に外国通貨と円を交換するため、為替手数料がかかってしまいます。

円建てをローリスク・ローリターンとした場合、外貨建ては円建てに比べたらハイリスク・ハイリターンな仕組みのため、どこまでのリスクが許容できるかを考えて加入しましょう。

【番外編】学資保険代わりとしての終身保険

ここまで読んで頂きありがとうございます。
当社ページの記事『学資保険・教育資金 おすすめの選び方や比較』でも記述しましたが、教育資金の準備として学資保険ではなく終身保険でご準備されている方が非常に多くなっているのはご存じでしょうか。単に学資保険を複数社比較するのではなく、終身保険も合わせて比較することをおすすめしています。
是非ご一読ください!

まとめ

終身保険は、死亡保障が一生涯続くことに加え、貯蓄も兼ね備えた保険です。万が一のことが起こった際、残された家族の生活の立て直しや葬儀費用だけではなく、老後の生活費や教育資金の確保にもおすすめです。

商品にはそれぞれ特徴があり、運用方法にも違いがあるため複雑ですが、保険見直し本舗では分かりやすくメリット、デメリットご説明し、理解いただいた上で慎重に選ぶことをおすすめしています。

あなたに合った終身保険を選ぶには、プロのコンサルティングアドバイザーにお任せするのがおすすめです。ぜひ保険見直し本舗にご相談ください。

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