保険見直し本舗
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定期保険は「掛け捨ての生命保険」とよく言われます。保険料が安いので人気がありますが、保険料だけで加入するのは避けるべきです。メリット・デメリットを理解して、必要な保障金額と期間をセットにして選んでいきましょう。

目次

  1. (1)「掛け捨て保険は損」は本当?
  2. (2)定期保険には2つの種類がある
  3. (3)定期保険の期間の決め方
  4. (4)掛け捨て(定期保険)のメリット
  5. (5)掛け捨て(定期保険)のデメリット
  6. (6)定期保険の必要な世帯
  7. (7)終身保険との違いは?

①「掛け捨て保険は損」は本当?

定期保険は生命保険の一種で、万が一のことが起こったときに保険金を受け取ることができます。保険期間は一定期間になっており、満期とともに保障は終了します。原則的に解約時や満期時に受け取れるお金がないため、「掛け捨て型の保険」と呼ばれています。

ところで、「掛け捨て保険はお金が戻ってこないから損。積立保険は戻ってくるからお得」とか、「積立型はすべてのお金が戻ってくる」と考えている方がいらっしゃいますが、これらは正確ではありません。掛け捨て型も積立型も「保障」に関する保険料は戻ってくるわけではなく、どちらも掛け捨てです。積立型で戻ってくるのはあくまで「貯蓄」の部分です。ですので、貯蓄性のある終身保険などの積立型と比べて、掛け捨て型保険の保険料は割安になっています。

このように、積立型は死亡時の保障と同時にお金を貯めたいというニーズに応えた商品ですので、死亡時の保障だけを考えているのならば掛け捨て型でもまったく問題はありません。

ただし、そんな定期保険のなかにも解約返戻金を受け取れる商品もあります。100歳近くまで保険期間が続くタイプで、払い込んだ保険料の一部が蓄えられ、中途解約をすると解約返戻金を受け取れます。

②定期保険には2つの種類がある

定期保険は、保障期間中に万が一のことが起こればいつでも保険金が満額受け取れます。図で表すと四角形になります。

  • 定期保険 図式1
  • 定期保険 図式2

ところで、教育資金や住宅資金などは子供の成長やローン残高の減少によって、時間とともに備えておくべき金額が減っていきます。つまり、時間とともに保険金額も減らしていっても差し支えないと考えられます。そのようなニーズに応えるのが「収入保障保険」です。

収入保障保険では、被保険者が死亡または高度障害になった以降に保険金を年金のように分割して受け取れます。時間の経過とともに満期までの期間が短くなっていくため、受け取れる保険金の総額も減っていきます。図で表すと三角形になりますので、通常の定期保険以上に保険料は割安です。

③定期保険の期間の決め方

保険期間は10年間・15年間など、あるいは「〇歳まで」といった一定の年数になっていますので、万が一の事態になると経済的なダメージが特に大きいと想定される時期に合わせて設定すると良いでしょう。

保険料は、保険期間と保険金額によって変わります。期間が決まったら必要となる保険金額をしっかり算定し、それをカバーできる保険へ加入しましょう。

④掛け捨て(定期保険)のメリット

手頃な保険料で手厚い保障を準備できる

定期保険は積立型ではなく掛け捨て型なので、満期保険金や解約返戻金がなく、保障金額が同じであれば終身保険よりも保険料が割安になっています。手頃な保険料で手厚い保障を準備しやすいと言えるでしょう。

大きな保障が必要な期間に高額な保険金額を設定できる

同じ保険料であれば、定期保険は貯蓄性のある終身保険などと比べると、より大きな保障を備えることができます。「限られた保険料で一定期間だけ特に大きな保障を用意したい」という方に向いています。

保険の見直しがしやすい

通常は解約返戻金がないため、貯蓄性のある保険にように解約するタイミングを気にする必要がありません。そのため、ご家族や家計の状況に合わせて保障内容の変更、解約、保険の乗り換えがしやすいと言えます。ライフプランに応じて柔軟に保険を見直していきたい方には大きなメリットです。

⑤掛け捨て(定期保険)のデメリット

満期保険金や解約返戻金がない

掛け捨て型の保険は満期金や解約返戻金は基本的にありません。貯蓄が目的の方や、保障を備えながら貯蓄もしたいという方には定期保険は向いていません。

保険期間が終了したら保障がなくなる

保険期間はあらかじめ決まっていますので、保険期間を1日でも過ぎたら保障が無くなり、保険金を受け取ることはできません。

更新型は保険料が上がっていく

定期保険のなかには一定期間ごとに更新できるタイプがあります。更新すれば保障が続くのですが、保険料は更新時の年齢を基準に決まるため、更新するたびに保険料が上がっていくことになります。特に高齢での更新時には保険料が大幅にアップするため注意したおきたいところです。

⑥定期保険の必要な世帯

小さなお子さまのいる世帯

進学率が高い日本では、約半数の子供は大学まで通うことになります。そのため、小さなお子さまがいる家庭では継続的に教育資金が必要になります。子供が独立するまでの15~20年間は、一家の大黒柱に万が一にことがあっても学費が工面できるようにするため、期間を限定して手厚い保障を準備しておきたいところです。

夫婦間で収入差がある世帯

片働き世帯では、夫婦のどちらかが家計を支えていることになります。また、共働き家庭であっても、夫婦間の収入に大きな差があるケースがあるでしょう。このように夫婦間の収入に差がある世帯の場合、お子さまがいなくても収入の柱を担っているパートナーに万が一のことが起こったら、経済的に大きなダメージを受けます。特に働き盛りの世代は、貯蓄がある程度積み上がるまでの期間は、生活資金を十分に賄えるようにしておきましょう。

⑦終身保険との違いは?

終身保険は中途解約しない限り保障が一生続く死亡保険で、いつかは必ず死亡保険金を残された家族が受け取れます。また、ある程度の期間にわたって保険料を払い込むと、中途解約してもまとまった額の解約返戻金を受け取れます。万が一に備えながら、将来に向けた貯蓄にも活用できる生命保険です。

ただし、貯蓄性があるぶん、掛け捨ての保険と比べて保険料は割高に設定されています。また、いつかは必ず保険金が支払われるため、保険金額は定期保険ほど高額ではありません。

終身保険は、定期保険のように特定の時期だけではなく、一生涯にわたってベースとなる保障が欲しい方には向いています。葬儀費用などの死亡整理金や相続税の支払いで遺族に迷惑を掛けたくないと考える方も終身保険の活用をおすすめします。

まとめ

「少ない保険料で大きな保障を持つことができる」といいう理由だけで定期保険に加入するのは賢明ではありません。いくら保険料が安いからと言っても、手厚い保障が不要な世帯には向いていません。しかし、小さなお子さまがいる世帯や片働き世帯では、定期保険は大きな安心をもたらすものです。

定期保険のような掛け捨て型がいいのか、終身保険のような積立型がいいのかは、世帯ごとに異なります。あなたに合った保険を選ぶ際は、プロのコンサルティングアドバイザーにお任せするのがおすすめです。ぜひ保険見直し本舗にご相談ください。

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